BEOとは?チャットボットマーケティングが注目される理由とその手法

「当社はSEO対策に力を入れているからWebマーケティングは大丈夫」――その常識が今大きく揺らごうとしています。かつてのSEO対策は、検索エンジンの上位に自社サイトが表示されることを目的にしていましたが、そもそも「検索→上位表示→サイトにたどり着く」という導線そのものが変化しつつあります

その背景にはSNSの爆発的な普及があります。今やWebサイトからの情報は検索によって“能動的”に探すものではなく、SNSに流れてくる情報を“受動的に”受け取れるもの。つまり企業サイトもSNS向けの対策をしっかりしなければならず、それがSEOに替わる新しい概念「BEO(チャットボットエンジン最適化)」なのです。本記事ではBEOについて、チャットボットとSNSの関わりについて詳しく解説します。

目次

BEO(チャットボットエンジン最適化)とは

チャットボットマーケティングとは、チャットボットを使ったデジタルマーケティングのことです。チャットボットを自社サイトに導入することで、CVRの向上や人的コストの削減など、様々なメリットが期待できます。さらに、チャットボット経由で獲得したデジタルデータを有効活用することも可能。その対策こそがBEO(Chatbot Engine Optimization:チャットボットエンジン最適化)と呼ばれる次世代のWebマーケティング手法です。

BEOが注目される理由は「若者の検索エンジン離れ」

若者の検索エンジン離れ
生まれた時からインターネットやスマートフォンが当たり前にある環境で育った“平成生まれの世代”は、常に情報の洪水にさらされています。この世代のインターネットとの関わり方は受け身な傾向が強く、LINEやFacebookなどのSNSから発信される情報を受信する形でインターネットと関わることが圧倒的に多くなっています

特に現在の10代では、知りたい情報があっても検索エンジンにキーワードを入力するのではなく、TwitterやInstagramで流れてくる情報をキャッチすることが普通になっています。そして、LINEの普及も後押ししチャット形式でのコミュニケーションがごく自然なものになった今、チャットボットを利用したサービスはさらに身近なものになってきています。

BEOと既存のマーケティング手法の違い

若い世代を中心に情報収集の形が変化しつつある今、マーケティングの方法も同じく変化していく必要があります。既存のマーケティング手法には「SEO対策」や「リスティング広告」など、検索エンジン対策をメインにしたものがほとんどでした。一方、BEO(チャットボットエンジン最適化)はSNSをインターフェースとして普及しているチャットボットを念頭に置いたサイト最適化を行う、最新のWebマーケティング手法です。

BEOによって得られる効果

チャットボットマーケティングを導入することにより、さまざまなメリットが期待できます。業界や業種によってチャットボットに求めることは違ってきますが、どの企業にも共通して挙げられるメリットは、人件費削減や双方向性によるデータの蓄積などで、とりわけ大きく期待できるのはCVRの向上です。

その理由は、チャットボットの主な活用媒体がLINEなど、使い慣れたSNSのインターフェースであるからです。より身近なSNSを通じて高い開封率や返信率が実現され、チャットボットでのコミュニケーションを通じたユーザー誘導によりCVRを向上させることができます。

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インターフェース別のチャットボットマーケティング

インターフェース別のチャットボットマーケティング
現在では、チャットボットの活躍シーンは多岐にわたっています。SNSはもちろんのこと、一見では「チャット(会話)ボット(ロボット)」に見えないものにもその仕組みは使われています。どのようなインターフェースでチャットボットが活躍しているのか、順にご紹介します。

LINEのチャットボット活用

まず挙げられるのはLINEです。身近なコミュニケーションツールであるLINEでチャットボットマーケティングを導入することで、ユーザーとの接点の獲得だけでなく、CVRの向上にも大きな効果が期待できます。LINEメッセージの開封率は60%以上、メルマガと比較した開封率は2~10倍以上とされています。

LINE株式会社によると2019年4月の時点で、国内企業でLINE公式アカウントを保有する企業は300社以上、国内のアクティブユーザー数が8,000万人を越えたとのこと。使い慣れたひとつのアプリ上で企業とユーザーが直接つながることができるのは、双方にとって大きなメリットになります。

LINEでのチャットボットはアプリ内で会話ができ、ユーザーが「おはよう」などとランダムにコメントすると機械的に言葉が返ってくるものもあれば、荷物の配達状況の確認や保険の見積もりなど実用的なものまで、さまざまな活用事例があります。

SNSのチャットボット活用

LINE以外のSNSをインターフェースにしたチャットボットマーケティングに、「Facebook Messenger」があります。既存のインターフェースを使うので導入までのハードルが低く、さらに多くの企業が既にFacebookのページを開設していることが利点になります。Facebookは海外にも利用者が多いことから、国内外で活躍する企業のマーケティングツールとして適しています。

また、同じくTwitterも、チャットボットマーケティングと相性のいいSNSです。Twitterの「リツイート」機能によって情報が拡散され、直接のユーザーだけではなく、さらに多くの人の目に触れられることも大きなメリットです。

Webサイトのチャットボット活用

Webサイトに埋め込むチャットボットも増えており、FAQや資料請求などの問い合わせフォームなどでよく見られます。FAQでは、数ある質問の中でチャットボットが一問一答形式で回答し、欲しい情報をピンポイントで得られるところが利点です。資料請求や問い合わせフォームなどにおいては、チャットボットの会話形式の丁寧な誘導が、到達率向上や離脱回避に有効であるとされています。

また、一見しただけでは「チャット(会話)ボット(ロボット)」に見えないようなタイプのチャットボットも存在します。ユーザーの購入履歴から、おすすめの商品を自動的にピックアップして通知するECサイトのレコメンド機能も、チャットボットマーケティングによるものです。

チャットボットマーケティングの活用事例

「電話対応をチャットボットに任せて業務の効率化をはかりたい」「複雑になりがちなECサイトでの購入をサポートすることで、CVRの向上をはかりたい」など、チャットボット導入目的は企業によって千差万別です。チャットボットマーケティングはリアルな現場でどのように使われ、どんな効果を上げているのか、実際の企業導入事例をご紹介します。

おかしプリントby森永製菓

●企業名森永製菓株式会社
●サイト内容:森永製菓のお菓子のパッケージに、オリジナルのプリントができるサービス「おかしプリント」。Instagramなどの写真がそのままお菓子のパッケージになる
●利用目的:お問い合わせフォームの効率化
●ポイント:直近に「ご利用インタビュー」などのコンテンツを作り、商品のアピールも同時に行った
●成果:コンタクトのハードルが下がったことで問い合わせ件数が4倍になった

ドミノピザECサイト

●企業名株式会社ドミノ・ピザ ジャパン
●サイト内容:ドミノピザのネット注文サイト。LINEのアプリでも手軽に注文できる
●利用目的:ネット注文での購入のアシスト。注文の完了までスムーズに誘導する
●ポイント:LINEで注文でき、LINE Payによる決済まで一元管理が可能

ヤマト運輸 − LINEチャットボット

●企業名ヤマト運輸株式会社
●サイト内容:LINEチャットボットでのお問い合わせ。配達状況の確認や再配達の依頼もLINE上で完結
●利用目的:LINEのみで完結することでより手軽になり、顧客満足度が向上する
●ポイント:「宅配便のお届け予定のお知らせ」などがLINEで届き、不在配達の減少が期待できる

まとめ

チャットボットマーケティングの可能性は無限大で、多くの企業が魅力を感じ導入する事例が増えています。チャットボットマーケティングの拡大に伴い、従来のSEOに加えて「BEO(チャットボットエンジン最適化)」を意識することもより重要視されるでしょう。BEO対策をしっかりと施せば、貴社のチャットボットマーケティングの効果をさらに高められるはずです。